保健師になるためには看護師にプラスアルファの資格が必要で、必須となる養成課程を受講し修了しなければなりません。その後、国家資格である保健師の試験に合格してはじめて、保健師免許が取得できます。保健師を目指す際には、2つに大別することが可能です。
保健師になる1つ目の方法としては、看護系の学校に入ることが挙げられます。この場合、統合カリキュラムがある大学もしくは専門学校に入学しなければなりません。統合カリキュラムとは、看護師と保健師両方の学部と学科が受講できるものです。最短4年で看護師と保健師の免許を取得でき、試験に合格すれば保健師としての活躍が可能となります。
そして2つ目は看護系の大学や短大、専門学校を卒業して看護師の国家資格を取得後、保健師に関する学科や学部を1年から2年受講する方法です。この場合、看護師免許を取得した後、新たに保健師を目指せる学校に入校して保健師の国家試験をパスする必要があります。時間的には1つ目よりも短期間で取得できるメリットがありますが、授業に付いていくために1年から2年で全ての知識や技能の習得が必要です。
この2つある方法のうち、看護師から保健師を目指す場合には2つ目の方法を選ぶことになるでしょう。すでに看護師として働いている人は看護師免許を持っているので、保健師関連の学校を受験して保健師を目指すことになります。そのため、最短でも1年はかかると考えておくと良いでしょう。